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株式会社 拓和 | 拓和は「水を知ること」の価値と可能性で世界の明日を創る企業です

拓和について

ビジョン

水を知り、未来を創る

人類は発祥以来、水を求め、水に寄り添いながら進化を続けてきました。
そこでは「水を知る」ことが生存と発展を左右する最も大切な知恵となりました。
これは21世紀の現代でも変わりません。
水を知ることで私たちの世界はもっと良いものになるはず...
水を知ろう。すべてはそこから始まる。
拓和は、水を知り、未来を創る企業です。

拓和のビジョン - 拓和のめざすもの

わたしたちは、水のことが知りたい。
なぜ知りたいのか。その理由は、これからもこの美しい地球に暮らし続けたいからです。

今から遡ること約20万年前。アフリカで生まれた人類は『グレート・ジャーニー』と呼ばれる世界各地への狩猟の旅を経て、最終的に4つの大河の流域にたどり着き、そこを生活の拠点としました。(のちに文明が栄え、これらは4大文明と呼ばれます)

※ 人類の起源には諸説あります

人びとは川のそばに定住すると、川から水の恵みを得て、それまでの狩猟生活から農耕生活を営むようになりました。やがてその営みが安定し、暮らしが豊かになると、生活の拠点は街や都市に姿を変え発展しました。
街や都市での生活が始まると、次に人びとは川の氾らんから暮らしをまもるために治水技術を発展させてきました。

古代より私たちの生活は常に水とともにありました。
水は傍らに寄り添う私たちを母のように優しくみまもる一方で、時にわたしたちを厳しく叱ることもあります。そう、わたしたちのおこないが悪かったときの父のように。

悠久の営みの中で、古代の人びとはいつも「水を知ること」に努めてきました。
どういうときに川の水かさが増えるのか、または減るのか。雨なのか、雪解け水なのか。周期は季節によるものなのか、月の満ち欠けが関係しているのか…人びとは水の性質を知り、変化を理解することで、その時々での水との適切な向き合い方を見つけ、良好な関係を築いて上手につき合ってきたのです。

ところが今、現代の私たちは、「水とつき合う」ことを忘れ、「水を制する」ことばかり見てはいないでしょうか。例えば川の氾らんや洪水を治めることができているでしょうか。残念ながらできていないのではありませんか。それどころか、限られた水資源の確保が世界中で争いごとの原因となり、地球環境を破壊し続けてきた結果、今や私たちは、自らの生存を脅かす状況をつくり出してしまいました。

私たちが、これからもこの美しい地球で暮らし続けていくためには、水を制するのではなく、古代の人びとにならい、水をよく知り、上手に付き合っていく方法を、もう一度よく考えることが必要です。
先人がそうしてきたように、わたしたち拓和も「水を知る」ことを何よりも大切にしています。

まず、水を知ろう。すべてはそこから始まる。

水を知り、未来を創る企業、それが拓和です。

「防災」のその先へ

創業以来、拓和は防災「を」社業の中心に据えた災害対策の企業として成長してきました。
今、拓和は防災「も」含めた「まちづくり企業」へと、姿を変え、新たな一歩を踏み出しました。これは拓和が防災事業から撤退するということではありません。

これまで取り組んできた治水・災害対策というフィールドにおいて、私たちはエキスパートであることを自負しています。これからは、私たちが培ってきた治水・災害対策の技術やノウハウを人びとが生活する街を災害からまもるため「だけ」に活用するのではなく、将来において人びとが生活を始める拠点となる街をつくる、「まちづくり」の一歩目から活用しようとしているのです。

例えば、国や社会がどれほど壮大な未来の計画を立案しても、そこに暮らす人びとが安心して生活できる環境が確立され、維持することができなければ、計画は絵に描いた餅にすぎず、国や社会の成長は望めません。
拓和の製品を前もって社会に実装することで、それは「国や社会の安定・成長に欠かせない最初のマスターピース」になり得ます。
この最初のマスターピースを次のマスターピースへとつなげて国や社会の成長に貢献したい。
拓和独自の技術やノウハウを、人びとの生活のすべての水を測る場面で活かし、そこに暮らす人びとがいつも安心して暮らせるようにサポートしていきたい。世界中の人々に安心を届けたい。これが私たち拓和の想いです。

国や社会が成長のステップを一段一段登っていく段階で、拓和はいつも担い手の心に寄り添い、その時々において最適な水との付き合い方をご提案し、安心に包まれたまちづくり、国づくりのお手伝いができることをお約束します。

「日本の防災」から「世界の未来創り」へ

日本の防災「を」考えてきた拓和は、これからは日本の防災「も」含めた、「世界の未来を創る」を新たなテーマに掲げます。

私たちはこれまでおよそ50年間、日本の治水・防災事業に携わり、川から「水を知ること」の大切さを学んできました。これからは、そこから培った技術とノウハウを活かし、人々が安全に暮らせる基盤を創り、世界中にご提供していくことで、地球に住むすべての人びとに安心をお届けしていきます。

私たちの持つ技術やノウハウは、気候や地域に限定されず、世界中どこの地域や国でも活用することができる汎用性を備えています。これらを武器に、拓和は世界を視野に入れ、これまで蓄えてきた力を発揮していきます。
防災を起点に、生活や社会の安定・成長に必要なものをつくり、世界でまちづくり、国づくりのお手伝いをする。これが「世界の未来創りに貢献する」ということであり、拓和のビジョンです。

このビジョンに基づき、私たちは今、これまで「治水・災害対策」を主な目的としていた水位計測技術を、「まちづくり」という視野を大きく広げた目的にシフトさせ、開発を進めています。同様に、これまでにはない全く新しい分野向けセンサーの開発にも既に着手しています。

拓和の技術・製品は世界の未来を見据えています。私たちは、これからも水を知る努力を続け、そこから得た気付きをもの創りに活かし、地球上のすべての人びとが安心して暮らせるまちづくり・国づくりのお手伝いをしてまいります。