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Sustainability

拓和のサステナビリティ

サステナビリティ戦略

拓和は、世の中はすべてシステムでできており、システムが適切に機能している状態が日常の世界だと考えています。ですから、あらゆる社会課題は、すべてシステムの一時的な機能不全だと捉えています。
機能不全を解消するための鍵となるのが「利他」です。拓和は「利他」の心をもってシステムの機能不全を解消すべく対策を講じます。ここでの対策は社会的価値を高める対策となるまで、妥協しません。利他を原則とする手順を踏むことで、真の問題解決に導いてゆくのが、拓和の考える「利他による社会課題解決」の戦略です。

拓和の見ている世界

拓和の創業者奥田政仁(まさじ)が生涯貫いた姿勢である「川から学び、水と親しむ」の精神性の中心には、常に「利他の心」がありました。拓和はこの利他の心をもって社会的課題の解決に取り組むことで、「人と水が共生できる社会を創る」ことを目指しています。
だから拓和はいつも「水にとっていちばん幸せなことはナニか」を考えます。まずいちばんに水のことを考える。水が喜ぶことを考え、水が幸せであるように行動する。これを積み重ねていくことで、地球は「人と水とが共生できる世界」すなわち持続可能な世界になるのです。

拓和は、世の中はすべてシステムでできており、システムが適切に機能している状態が日常の世界だと考えています。ですから、あらゆる社会課題は、一時的に機能不全に陥ったシステムだと捉えています。
ということは、機能不全が解消されればそのシステムは再び機能し始めるということです。つまり、すべての社会課題はみな「解決可能なしくみ」だと考えることができます。であれば、問題解決のために目の前で起きていることをしっかりと見つめ、思考を駆使して対応策を講じ、それを仮説としてPDCAによる仮説検証を繰り返すことで、機能不全に陥ったシステムを機能不全に陥る前の状態か、或いは望ましい状態に近づけていくことができます。

ここで鍵となるのが「利他」です。拓和は「利他」の心をもってシステムの機能不全を解消すべく対策を講じます。ここでの対策は社会的価値を高める対策となるまで、妥協しません。利他を原則とする手順を踏むことで、真の問題解決に導いてゆきます。

拓和は、自然災害も社会問題だと捉えます。気候変動は、気象システムが機能不全に陥っている状態だと考えるのです。また、人災という言葉があるように、それまでの人の営みに問題があったから災害が発生したのだと考えます。
例えば何かが欠けていたから被害が拡大したのだとすれば、解のひとつは「備え」です。個人の備蓄をはじめ、住まい方、すなわち今よりも安全な土地に移転するなど。
我が国ではいまやハード・ソフト対策という、これまでの「行政が主導して国民を守る」という防災対策の概念が覆されました。
気候変動という気象システムが機能不全に陥っている現在、これからは自然災害に対し、行政まかせではなく、我々自身も主体性を持ち、自分で考え、判断して行動していかなくては命も財産も守れない時代なのです。
そう考えると、「備え」とは、防災企業のことでもあります。自然災害が多発する国は、自国に防災対策を担う企業があるのか。
例えば貧困国に拓和が水位計を設置すれば、一時的には水害から人々を守ることが出来るかもしれません。ですがそれは時間・守れる人々の数、エリアも含めてすべて限定的なものであり、真に危機的状況を脱したとは言えません。災害はいつまたどこで起きるかもわからないからです。
災害が発生する度に拓和が出動していたのでは、同じことの繰り返しです。貧困国が自分で力を着けて対処できるようになることが社会的価値のある、真の解決策です。つまり人々が自ら考え、行動を起こすきっかけを作るお手伝いをするのが拓和の「利他による問題解決」なのです。

問題解決へのアプローチ

拓和で一定の期間、仕事に従事した人たちが、拓和で身に着けたマインドやスキルを持った種子となり、風に乗って世界中に散らばり、各々が行き着いた地で芽を出し、成長し、花を咲かせる。それらは草木となり、やがて生い茂る立派な森となる。荒れ果て、痩せていた土地が生まれ変わり、豊かな自然を創り出す。
そこは利他に満ち、生活する人たちがみな多幸感に包まれる世界。
具体的には、5年から10年かけて拓和で身に着けたマインドやスキルを持った人たちが拓和を退職し、それぞれの故郷に帰国し、生まれ故郷で災害対策企業を立ち上げる。
起業することは、その国に新たな雇用を生み出します。これは貧困という社会問題を抱える国にとって、問題解決に繋がります。この流れがローテーションとして回り出し、軌道に乗れば、国が豊かになり、それまで教育を受けることができなかった子どもたちを学校に通わせることもでき、未来を担う子供たちに教育を受ける環境が無いという、別の社会問題の解決に繋がります。
真の防災、国際貢献とはそういうことだと拓和は考えています。
これが拓和の目指している「利他による社会問題解決」の戦略です。この構想には続きがあり、かの国で成果を出した人たちと拓和がもう一度繋がり、一緒に新たなイノベーションを生み出す。拓和はその日を目指します。
これがビジネスモデルとなれば、世界各地でイノベーションの連鎖が起こり、貧困を始めとする、利己による社会課題が解決されてゆき、利他による持続可能な世界が創出されるものと考えます。
利他による教育を受けた子供たちが大人になれば、問題が生じたとき、安易に暴力を選択したりせず、損得勘定ではない、対話による問題解決を選択するようになり、世界は紛争や戦争の無い世界になるはずです。
このような子供たちが、未来の世界での新しい価値観や倫理観を創り、アップデートを繰り返してゆく…。このプロセスを世界中で幾つも創るのが、当社の使命であり、サステナビリティ戦略です。
理想論ではなく、楽観主義でもなく、真の問題解決方法は、いまや利他しかなく、利他による問題解決こそ社会的価値があり、持続可能な世界を創るのだと、私たちは本気で考えています。

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