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Our Vision

拓和のビジョン

SECTION.2水から学び、水を尊ぶ

私たちは、水の危機的状況が人類の存在を危うくしているという現実を認識し、ここからは水だけでなく、自らの存続のためにも、永らく依存してきた水に対する利己的な態度を改める必要があります。
私たち人類が、かつてのように再び水と共生するためには、まずこれまでの利己的な目的によって壊れてしまった水との関係性を直ちに修復するしかありません。そしてそのためには、水の特性を正確に知ることが必要なのです。拓和は、独自の技術とノウハウによって得た精緻な観測データを活用し、社会課題の解決に活用し、反映させることで、かつて存在した、「利他的な人と水との関係性」を再構築することを目指しています。

今、世界の水は
危機に瀕している

人類は水に寄り添い、共生することで生活圏を広げ、繁栄してきたことはすでに述べました。
「共生」とは「ともに支え合って生きる」ということです。黎明期の人類は、季節の移り変わりや月の満ち欠けなどから習得した降水と乾燥のサイクルを尊び、自分たちの暮らしに同調させて独自の文化や社会を発展させてきました。この時代の人類は「水を知り、水に寄り添う生き方」を日常的に実践していたのです。
ところが農業革命以降、私たち人類は、自身の豊かさのみを追求するあまり利己的な水の支配、すなわち一方的な「開発という名の搾取」を続けました。その結果引き起こされたのが、気候変動による水の危機的状況です。
私たちは、水の危機的状況が人類の存在を危うくしているという現実を認識し、ここからは水だけでなく、自らの存続のためにも、永らく依存してきた水に対する利己的な態度を改める必要があります。人類が、感謝と慈しみの心で水を見つめ、互いの存在を尊重し合っていたかつての関係を取り戻すために。

今、世界の水は危機に瀕している
水を知り、水と共生する

水を知り、
水と共生する

水は太古から普遍の振る舞いを続けています。変わってしまったのは私たち人類です。水との関係を変えるためには、私たち人類が自らの利己的な水への振る舞いを変えなくてはいけません。今そこにある危機を打開するためには、自身の都合のみを優先する利己的な水の利用から、自然の摂理を尊重する利他的な水の利用への変革が必要です。
拓和の創業者奥田政仁(まさじ)は、創業時から「水との共生」を訴えていました。彼が生涯を通して貫いた理念は「川から学び、水と親しむ」。
川の流れを真摯に観察して流れる水の性質を知り、時々刻々と変化する水のありようを深く理解し、親愛と慈しみの心を持って水と接し、互いを尊重し合う関係とならなくてはいけないということです。
政仁の貫いた理念は現在の拓和にも受け継がれています。拓和は水を制しようとするのではなく、家族や親友のように尊重することを忘れません。そして時々刻々と変わる川の流れを見つめることで、水の性質を深く知り、理解する取り組みを続けています。
私たちが、かつてのように再び水と共生するためには、まずこれまでの利己的な目的によって壊れてしまった水との関係性を直ちに修復するしかありません。そしてそのためには、水の特性を正確に知ることが必要なのです。

目指すのは
利他的な人と水の関係への回帰

危機の原因は、私たち人類の利己的な生産活動だと述べました。
私たちの、とどまることを知らない豊かさの追求によって排出される大量の温室効果ガスによって、地球温暖化は今や人類の存続を危うくする水準にまで達しています。温暖化によって世界の海洋水温は著しく上昇し、海水面の上昇やこれまでとは比較にならないほど勢力が強大化した台風などの嵐の頻発、海洋深層循環の停止による全世界的な気候の激変など、その変化は今や市井の人々が日々の生活の中で実感できるほどに深刻化しています。世界中の研究者たちが、このままでは近い将来、私たち人類はこの地球で生存し続けることができなくなると訴えています。人類存亡の危機は悪化する一方です。
地球の水が危ない。私たちは今こそ「水のいのち」を守らなくてはなりません。
拓和には、時々刻々と変化する水の特性を把握することで、その時々の川の水面が示す適切な位置、すなわち水位を知る技術やノウハウがあります。
拓和は、独自の技術とノウハウによって得た精緻な観測データを活用し、社会課題の解決に活用し、反映させることで、かつて存在した、「利他的な人と水との関係性」を再構築することを目指しています。これからも人と水が共に生きていける社会を創るために。

目指すのは利他的な人と水の関係への回帰
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