株式会社 拓和(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田 慎二)は、タイ王国発電公社※1管内のワチラロンコーン・ダム(カオ・レーム・ダム)※2に、高精度かつリアルタイムな水位監視を実現する水晶式水位計が設置されたことをお知らせいたします。
近年、タイでは経済発展に伴い電力需要が急増しています。しかし、タイの化石燃料資源(石炭、石油、天然ガス)はここ数年減少傾向にあり、国内で主要とされている天然ガスのエネルギー資源が近い将来枯渇すると予想されています。そのため、環境負荷の低減を考えた電源構成の実現に向けて再生可能エネルギーの導入が求められています。
今回、弊社製品である水晶式水位計を導入したワチラロンコーン・ダム(旧称「カオ・レーム・ダム」)は、カンチャナブリー県にあるクワイノイ川沿いに位置する、鉄筋コンクリートで覆われた最初のロックフィルダムです。雨季に発生する大量の水を貯めて洪水問題などを緩和する重要な役割を担っています。
この度、発電公社管内のワチラロンコーン・ダムに弊社の水晶式水位計が設置されました。
水晶式水位計は、圧力検知に水晶振動子を利用することによって高精度な水位測定が可能です。これによって、より正確で高度な発電量管理と精密なダムの安全管理が実現されます。