株式会社 拓和(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田 慎二)は、タイ王室灌漑局※1管内のチャオプラヤ川に、高精度かつリアルタイムな水位監視を実現する水晶式水位計(RS485タイプ)が設置されたことをお知らせいたします。
タイでは、気候変動への適応策を構築する取り組みが進行しており、政府によって戦略的な治水や利水施策が推進されています。
タイでは、雨季の6月~10月に雨量が増え、それによる洪水が発生しています。2011年には未曾有の大洪水が発生し、バンコクも大きな被害を受けました。洪水が発生する原因としては、台風による大雨や北部にあるダムの放水量の増加、高潮などが指摘されており、気候変動の農業・工業そして市民生活への影響を抑制するための統合的な気候変動適応戦略の構築が重要課題とされています。
拓和は、タイ王国政府ならびに国内の地方行政府ととともに、タイにおける気候変動適応戦略推進に取り組んでおります。
この度、その施策の一環として、タイ王室灌漑局管内に弊社の水晶式水位計(RS485タイプ)が設置されました。
水晶式水位計(RS485タイプ)は、圧力検知に水晶振動子を利用することによって高精度な水位測定が可能です。これによって、より正確で高度な治水管理が実現されます。