株式会社 拓和(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田 慎二)は、バンコク首都圏庁排水下水道局※1管内に、高精度かつリアルタイムな水位監視を実現する水晶式水位計(チタン製)が設置されたことをお知らせいたします。
バンコク都は平たんな地形であり、チャオプラヤ川が感潮河川であることから、これまで幾度となく浸水被害に見舞われました。
2011年に発生したタイ洪水の原因は、満潮によるチャオプラヤ川の水位上昇によるものでした。増水した水が下流へ流れ出すのに伴い、10月中旬から終わりにかけて首都バンコクの中心部でも冠水が広がり、バンコクなど都市部を含む広範囲に大きな影響を及ぼしました。
地形上、雨水などをチャオプラヤ川へ自然排水することが難しいことに加え、急激な都市化により浸水被害が拡大したため、洪水対策がより不可欠となりました。
この度、バンコク首都圏庁排水下水道局管内にある既設ポンプ場の機能維持を目的として、弊社の耐食性の高いチタン製の水晶式水位計が設置されました。
水晶式水位計は、圧力検知に水晶振動子を利用することによって高精度な水位測定が可能です。これによって、より正確で高度な河川水位観測と河川の安全管理が実現されます。