拓和では、全ての従業員の皆さんに対し、自分の人生の主人公になることを推奨しています。
なぜなら拓和で働くすべての皆さんに幸せな人生を全うしてほしいからです。
自分がしたいことを人に決められたり、外的状況に流されたりして、自分がやりたいことができず、毎日「こうじゃないんだよなあ」とつぶやきながら生きることは、自分の人生ではなく、他人の人生を生きるようなものであり、一度きりの人生が楽しくないものになってしまうと考えます(当然その他の事情があってできない方もいます。そういう方も同様だとは言っていません)。
「自分が人生の主人公になる」とは、自分の人生を自分でデザインし、人生を謳歌することです。
拓和では、自分の人生をデザインできるようになるために必要な、課題発見能力、論理的思考能力、PDCA、リスクアセスメントなどを日常業務から習得できる仕組みを取り込んでいます。私はこれらを『生き抜く力』と呼んでいます。
例えば論理的思考能力ですが、これは自分の頭で考える癖をつけ、自分の考えを自分自身の言葉で表現することができるようになることが目的です。
当社では、例えば展示会を訪れた後に作成した報告書の最後に「今後の業務に活かします」と書いてあったら、書き直しです。このフレーズは展示会に限らず、研修やセミナーなど、どんな報告書にも使い回しのできる便利な言葉です。ですが、このフレーズを便利だからと毎回使用していると、いつの間にか自分の頭で考えることができなくなる恐ろしい罠が仕掛けられています(この場合、展示会に行く目的が「情報収集」となっていることが多く、「情報収集」と「今後の業務に活かします」はほぼセットになっています)。
なぜ思考力が伸びないのでしょうか。ここでは「情報収集」という目的がぼんやりとして具体性が無いため、成果も具体性の無いぼんやりしたものになってしまい、結局成果報告が「今後の業務に活かします」になってしまうのです。
この場合、例えば目的が、「いま開発中の製品の進捗が行き詰まっており、本展示会に出展されているテクノロジーによって、課題が解決できないか出展者に話を聴きに行く」、という具体的なもので、実際に行って出展業者に相談したら何とかなりそうなので、その場で出展業者と打合せをするアポイントを取った・・・ということであればそれが目的に見合った成果となり、有意義な報告となります(逆に解決できなくても、「解決できなかった」ということが成果になります。別の選択肢に移ることができるわけです)。
論理的な思考力が身についていないと、成果の出ない行動を何度も繰り返すことになり、成長が望めません。当然評価もされないため、最後には、自分を評価しないことを「(上司など)他人のせい」にします。
このような人が会社に大勢いると当人も会社も成長せず、お互いに不幸ですよね。
安心してください。拓和ならこのような曖昧なことが通らないので、真面目に業務をこなしていれば自然と論理的な思考力が身につきます。そうなると仕事で成果が出る場面が多くなり、自分の能力が伸びたことを実感できるので、自分に自信がつき、積極的に仕事に取り組むようになります。
例えば客先との重要な会議や打ち合わせで自分の考えを説明したり、プレゼンすることで成果が出てくるようになり、仕事が楽しくなってくるので、自分で機会を作り、成果を出し、ますます成長するという好循環が回りはじめます。人は自分のできることが増え、自分の仕事の幅や領域が広がり始めると、今とは違う環境で自分の力を試したくなります。
そうなったらチャンスです。人生は一度きり。新たな環境を求めて拓和を退職し、自分の可能性を求めて国内外の新たな環境に飛び込み、かの地で大活躍し、ぞんぶんに自分の思いを遂げてください。
私はいつも社内で、「いまどき一つの事しかできないのなら、不安にならなくてはだめ」、と言っています。拓和で仕事に励みながら、『生き抜く力』を身に着け、自分の市場価値を磨き、地球上のどこに行っても食べていける強い人間になってください。
これが「自分の人生を自分でデザインし、主人公として生きる」ということです。