私の夢は、拓和が世界中の人と社会に貢献するビジネスができる会社になり、当社の全ての従業員が自分自身の人生の主人公となり、幸せな人生を全うすることです。
「自分の人生の主人公になる」とは、自分の人生を自分でデザインできるようになり、人生を謳歌することです。
私はよく学生時代の部活動に例えるのですが、中学や高校での部活動は、たいてい掛け持ちが禁止されています。これはまさに利己的な考えによるもので、野球部もサッカー部も自分のチームだけ強くなることしか考えていないため、野球とサッカーのどちらもやりたい生徒はどちらかを選ぶしかありません。ですがもしかしたら選択しなかった方で才能が開花したかも知れないのです。日本を代表する選手になったかもしれないのです。スポーツに限らず、芸術でもビジネスの世界でも、人財を囲い込んでしまう利己的な考え方は、貴重な才能を潰すことになり、大切な宝を失うことになりかねません。
私は、世の中の多くの企業が、優秀な人財が(禍根を残すような理由ではなく)、純粋に別の業界で自分の力を試したい、チャレンジしたいという理由で退職を望むのであれば、できるだけ引き止めず、人財を独り占めせず、「今まで貢献してくれてありがとう」と言って気持ちよく送り出してあげることが、持続可能な世界の創造に必要なのではないかと考えます。
「言うは易し、行うは難し」ですが、日本企業の経営者がみな、長期的視点を持ち、このような「利他の心」を持って転職を大らかな態度で受け入れることができるようになれば、転職した彼や彼女らが、別の業界を活性化させることになり、巡り巡って今度は自社にも別の業界から自分の力を試したい人財が世界中からやって来て、自社を活性化してくれるのではないかと思います。このように、優秀な人財のサイクルが機能し始めれば、様々な業界が常に活性化される状態になり、ひいては日本という国の総体としての力が向上するのではないでしょうか。
確かに、大切に育てた従業員が辞めてしまうことは本当に辛いことです。ですが、長期的視点を持ち、そこは我慢です。何とか企業努力でしんどい時期を持ちこたえることで、別の業界で自分の力を試したいと考えている人たちが世界中から自社に飛び込んでくることでしょう。
私はいまの世の中に、転職してもチャレンジができる状況を創り出し、このようなサイクルを機能させたいと考えています。求職する人たちが生涯の勤め先を1社に限定せず、自身の市場価値を鍛え、ステップアップしながら、自分で環境を変え、能力も発揮できる、チャレンジし易い世界を利他の心で創りたい。
いつの日か日本企業の考え方が変わることを期待し、拓和がファーストペンギンとなり、利他の心で世の中を、まずは日本をチャレンジし易い環境に変えたいと思っています。
「楽観的すぎる」「そんなことできっこない」と言う人がいるかもしれません。確かに現状で常識的に考えればそうなのかもしれません。ですが、世の中の多くの人たちが「飛べっこないよ」と言う中で、誰かが「難しそうだけどやってみようじゃないか」と言ったから、いま飛行機がある。
拓和から巣立った人たちが世界中のあちこちで周りを幸せにすると、いずれ拓和にも幸せな出会いが返ってきますので、拓和も幸せです。つまり、従業員・拓和・転職先の会社の三者がみな幸せなので、これは「三方良し」ですよね(ちなみにこういう幸せな状況が世界中で起き始めると、争いごとなど起きるはずもなく、これも持続可能な世界のひとつの形ですね)。
私は決して縁があって拓和に入社した人たちに積極的に転職を勧めているわけではありません。拓和の仕事が好きで、拓和でどんどん上を目指し、拓和で成果を出し続けて評価され、年収をがんがん上げ続けたいなら、いつまでも好きなだけ拓和で働いてほしいと思っています。
どんな状況でも、自分を向上させるために、自分を成長させるために、なかなか結果が出なくて悔しい思いをしても、歯を食いしばって泣きながらでも、決して諦めずチャレンジを続け、前に出てくる人を、私は絶対に見捨てません。そういう方は私が私の生涯をかけてバックアップします。
拓和では、行動して失敗しても誰も責めないけれど、いつまでも行動しなかったら怒られます。「こうしたいな」、とか「こうすればいいのにな」と思ったら、まず自分で動く。自ら行動してください。
拓和では、そういう人を評価します。
人は自分の人生を自分が思うように生きることがいちばん幸せであり、拓和はその点を最も重視しています。世の中にひとつくらい、拓和みたいな会社があっても良いと、私は本気で思っています。
さて、こういう会社が「面白そうだな。自分に合いそうだな」と感じたら、ぜひ拓和に来てください。
拓和で真面目に働けば、自分の人生を自分でデザインし、人生の主人公となって生きることができるようになります。
拓和で様々なことにチャレンジして、ご自身の夢を現実のものとしてください。